はじめに
毎月にわたって連載していく取引実績報告。
今回は初投稿となる10月の実績です。
取引ツール:Cymo(YJFX!)
- 矢印:買い(新規注文)
- 星印:売り(決済注文)
を表わしていますので、含み益で終了したことが解かります。
その要因として、
- 衆議院議員総選挙
- ハロウィン・エフェクト
に焦点を当てました。
ぜひ取引するさいの判断材料にお役に立てください。
また具体的な手法については、以下で解説しています。
[関連記事] [NAOMI流]スイングトレードとはーFXの必須を学ぶ
トレード実績の詳細
実際の注文状況がこちらです。
取引ツール:SBI FXトレード(アプリ)
- 新規注文:2017/10/02(月)、112.64(米ドル円・買い)
- 決済注文:2017/10/23(月)、113.80(米ドル円・売り)
でおこないました。
決済の前営業日(10/20)は113.51で終了し、指値注文を113.65に入れていました。
当日は窓を開けて取引が始まったので、15pipsの臨時収入です。
第48回衆議院議員総選挙―円安要因①
10/23(月)に窓を開けた要因としては、前日(10/22)に衆議院議員総選挙がおこなわれたからです。
例年通り自民党の圧勝で終わり、月曜日は円安で取引がスタートしました。
参考 ザイFX!
円安要因としては、
- 安倍政権の継続による経済への期待
だと考えられます。
安倍晋三氏はアベノミクスという愛称のもと、これまで経済成長に力を入れてきましたね。
経済と言うのは結果がでるまでに長期的な時間軸が必要となりますので、その政権が継続されることに好感されたのです。
またなぜ、好感されたのに円の価値が下がる(円安)のかについてはこちらを参考にしてください。
[関連記事]【動画あり】仕業(しわざ)はあの人たち。株と為替の特殊な関係2つ
ハロウィン・エフェクトー円安要因②
さらに今回の衆議院総選挙は、10/31(火)のハロウィンに近かったため円安に拍車がかかりました。
日本国内では イベント(お祭り)の一つに過ぎませんが、アメリカ・ウォール街ではハロウィン・エフェクトとして、特に株式の判断材料として注目されています。
アノマリーの一つであるハロウィン・エフェクト(効果)は、
- 根拠はないがよく当たる
経験則のことです。
具体的には、
- ハロウィンの時期(10月末~11月)に株式を買う
- 買った株式を(半年後の)翌年4月~5月に売る
と言ったものです。
為替と米国株の関係
一見、為替とは関係のないように見えますが、アメリカの日経平均株価に当たるNYダウは米ドル円と相関関係にあります。
具体的には、
ハロウィン・エフェクトによって米国株を買う動きが強まる
↓
米国株を買うためにドルを買って円を売る(円安)
↓
NYダウが上昇する
という流れになります。
つまり今回の円安は、
- 日本:第48回衆議院議員総選挙
- アメリカ:ハロウィン・エフェクト
と2つの影響が重なったのです。
11月でもまだ間に合うー新規ポジション
日本の影響である衆議院選挙はいったん終了し、今後は別の要因を判断材料として取り入れていく必要があります。
しかしアメリカのハロウィン・エフェクトは翌年4月~5月の売却とセットになっていますので、11月になった今もまだ間に合います。
そもそもハロウィン・エフェクトは、
- 10月末~11月はリスクがもっとも少ない時期
という歴史的背景に基づいています。
理由は、10月のアメリカでは大口投資家であるファンド勢の決済月だからです。
9月後半~10月に利益確定をおこなうため売る動きが強くなり、その直後にあたるハロウィンでは株価が下がって割安感がでるのです。
さらに日本国内でも年末にかけて株価が上昇する傾向にありますので、特に
- スイングトレード
- スワップトレード
といった中長期売買をメインとした方にとっては今が絶好の買い時なのです!
まとめ
10月は衆議院議員総選挙の翌日に利益確定をしましたが、その背景にはハロウィン・エフェクトも影響したと考えています。
このように投資では、
- なぜあの時、あのレートに推移したのか
と振り返ることで今後の判断に活かすことができます。
そして11月現在も新たにポジションを取り直して運用中です。
結果は後日報告していきますので、お楽しみに。